生活の多様化により知り合い総出ではなく葬祭業者の葬儀で簡素に済ませた上、墓地以外の納骨方式も増えてきました。

押えておきたい常識集 葬式と納骨について

葬祭業者の取り仕切る葬儀と墓地以外の納骨方式も増えた世相

高度経済成長を謳歌した時代が20年以上前に過ぎ去りましたが、生活の自由度があがり、この間の日常生活で家族一人一人の生き方の多様化したことが大きな特色として挙げられています、それまでは望んでもできなかった生活スタイルが可能となり、関連するサービスを提供する事業が増えたので、この点では国民にとって嬉しいことだと思います。しかしながら、事業ですからなんでもサービス料金の必要な時代になりました。有料とはいえ、便利なので次第に業者頼みの風潮が強まってきて、昔ながらの親族や隣近所の住民同士で助け合う風習まで浸食してきたようにも思います。その一例が葬儀ではないかとみています。一昔前までは通夜や告別式には近所の知り合いや遠路駆けつけた親族あるいは会社の同僚が総出で役割分担し、参列者の応対を行い、葬儀を終わらせたものでした。

その後は少子高齢化や無縁社会の影響が出てきたことが重なって、こじんまりと葬儀を終わらせるケースが増えてきてかつての知り合い総出の葬儀は影を潜めてしまいました。特に、都市化現象の激しい地域で近所付き合いもうすれた結果、近所で高齢者が見えなくなっても施設や病院へ入っているのかなと思ってしばらくたってから既に死んでいた話を聞かされるような話が珍しくなくなりました。また、死んだ後のお墓の管理もできない状況の家族も増えたので、生前、納骨堂を用意しておくような人も増えてきたようです。その結果、先祖のお墓が場合によっては無縁仏になってしまうケースが出てきて、墓地の考え方が大きく変わろうとしているようです。49日法要後に先祖の墓地へ納骨するとは限らず、骨壷を自宅に置いたままにしたり、骨の一部でペンダントを作って手元へ置いておくようなケースまで行われているようです。

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